季語について


六月の季語

芒種
(ぼうしゅ)
五月雨
(さみだれ)
五月闇
(さつきやみ)
走り梅雨
(はしりづゆ)
虎が雨
(とらがあめ)
薬降る
(くすりふる)
蛍狩
(ほたるがり)
入梅
(にゅうばい)
梅雨
(つゆ)
梅雨寒
(つゆさむ)
梅雨の月
(つゆのつき)
梅雨明
(つゆあけ)
送り梅雨
(おくりづゆ)
紫陽花
(あじさい)
十薬
(どくだみ)
夏の風
(なつのかぜ)
はえ やませ 夏至
(げし)
青簾
(あおすだれ)
籠枕
(かごまくら)
陶枕
(とうちん)
網戸
(あみど)
夏暖簾
(なつのれん)
竹床几
(たけしょうぎ)
花茣蓙
(はなござ)

(あゆ)
飛魚
(とびうお)

■網戸(あみど)

網窓(あみまど)・網障子(あみしょうじ)

かつては、蚊遣火(かやりび)を焚くか、蚊帳(かや)を吊らないと夏の夜は過ごせないものでしたから、網戸の普及は、人々の夏の夜を長くしたかもしれません。
網戸越しに蛙の鳴き声が聞こえたり、時折、金亀子(こがねむし)や蝉が音を立ててぶつかったりする風情はいいものです。
翌朝、網戸の外に蛾(が)やがんぼなどのむくろを見るにつけ、夏の夜の虫たちの賑わいがしのばれるものです。
蔵の内側に張った金網の網戸は、盗難除けのものです。


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