梅雨あがり(つゆあがり)・梅雨の後(つゆのあと)
魚民の間に伝わる言葉に「梅雨の雨は魚の餌(え)」があります。
魚の多くは梅雨どきに成長するからです。
田作りのためにも、梅雨の間は、ほどほどの雨が欲しいところですが、一般の庶民は、一日も早い梅雨明を期待します。
『和漢三才図会』にも、梅雨とは一体何日あるのと問う人が多いことを紹介して、「其の遅速多少必しも一定し難し」と書いているところを見ると、気象庁の代弁をしているようにも受け取れます。
それだけに、梅雨からの解放感は一層強いのかもしれません。