竹や籐(とう)で編んだ枕で、中空になっているので涼しく、昼寝などに格好の枕です。 中には鯨の鬚(ひげ)で編んだものもみられました。 汗ばむころは夜具や枕が肌につきますから、籠枕はさぞ快適だったに違いありません。 同じように竹や籐を円筒形に編んだ抱籠(だきかご)こと、竹婦人(ちくふじん)も涼をいれるものでした。
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