季語について


六月の季語

芒種
(ぼうしゅ)
五月雨
(さみだれ)
五月闇
(さつきやみ)
走り梅雨
(はしりづゆ)
虎が雨
(とらがあめ)
薬降る
(くすりふる)
蛍狩
(ほたるがり)
入梅
(にゅうばい)
梅雨
(つゆ)
梅雨寒
(つゆさむ)
梅雨の月
(つゆのつき)
梅雨明
(つゆあけ)
送り梅雨
(おくりづゆ)
紫陽花
(あじさい)
十薬
(どくだみ)
夏の風
(なつのかぜ)
はえ やませ 夏至
(げし)
青簾
(あおすだれ)
籠枕
(かごまくら)
陶枕
(とうちん)
網戸
(あみど)
夏暖簾
(なつのれん)
竹床几
(たけしょうぎ)
花茣蓙
(はなござ)

(あゆ)
飛魚
(とびうお)

■やませ

山背風(やませかぜ)・山瀬風(やませかぜ)

「せ」は、古くは風の意ですから、「やませ」と言えば、山から吹いてくる風のことです。
『利根川図志』には「やまで」、つまり日光山より出てくる風の意としています。
しかし、この「やませ」は北海道や東北に冷害をもたらす北東風なのです。
黒潮は夏、青森沖から北海道沖までのぼりますが、時には金華山(きんかざん)沖以北に上らない年があります。
すると冷夏となり、餓死風(がしかぜ)と呼ばれる北東風の「やませ」が続くのです。


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