八月尽く(はつがつつく)・葉月尽(はづきじん)
それぞれの月末に「尽」と置いて、その月の感慨を見渡す習慣が俳諧にあります。 八月で言えば、暑かった夏もやっと終ったと言う思いが込められます。 とは言ってもこれは陽暦の上の話で、陰暦の異称「葉月」を用いて葉月尽とした場合は趣がまったく変わります。 葉月は「葉落ち月」が転じたものですから一月ほど季節のずれがあります。 他の八月の異称、木染月、燕去月、雁来月、月見月にも同じことがいえます。
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