涼気(りょうき)・涼味(りょうみ)・夏のほか(なつのほか)・夏のよそ(なつのよそ)・朝涼(あさすず)・夕涼(ゆうすず)・晩涼(ばんりょう)・夜涼(やりょう)・宵涼し(よいすずし)・涼夜(りょうや)・水涼し(みずすずし)・庭涼し(にわすずし)・影涼し(かげすずし)・鐘涼し(かねすずし)
真夏の暑さに耐えていますと、普段では気にもとめていない、日がかげってからの微風や、木陰に入って頬をなでる風、果ては鐘の音や建物の影にさえ涼味を感じるものです。
「温(暖)かし」や「寒し」は、固体、液体、気体のすべてに触れた時の感覚ですが、「涼し」となると、主に気体、俳句的環境で言えば風への反応だと言えます。