夏さぶ(なつさぶ)・夏闌(なつたけなわ)
暦の上では、立秋の前の18日間が土用で、夏の盛りです。 ですから暑い盛りなのですが、古人はその「深し」に、「終り」の思いを添えてきました。 「夏ふかき野辺を籬にこめおきて霧間の露の色をまつかな」(藤原定家)といった風に、古歌の多くは、夏ふかしの思いに秋の気配を重ねて詠んでいます。
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