露涼し(つゆすずし)
夏の間に茂った下草を刈ったり、あるいは夏の高原を散策している折など、手や裾が露で濡れることがあり、こんな時、思わず涼やかな気分になったりします。 これがまた露涼しの季語です。 露は日が昇れば乾き、風が吹けば散るところから、消えやすいものの譬え、とくに命の儚さの譬えとして詩歌では使ってきました。 しかし、夏の露となると少々趣は変わって、露そのものがもつ涼やかな情感が出てきます。
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