夜半の冬(よわのふゆ)・寒夜(かんや)
古くは夜を、宵と夜中と明時(あかとき)に分けて区別していましたが、今の感覚では、日の入りから日の出までを漠然と夜と言っています。 娯楽もなく貧しい時代の冬の夜は、夜業の場でもありましたし、燃料の節約のため早寝する家も多くありました。 蕪村の「鋸の音貧しさよ夜半の冬」なども、そんな光景でしょう。
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