年中行事・記念日・祭り 解説文


主権回復の日(しゅけんかいふくのひ)
主権回復記念日(しゅけんかいふくきねんび)

2023年 4月28日(金)

1952年4月28日、サンフランシスコ平和条約が発効され、日本が主権回復したこの日を「主権回復の日」として政府主催の記念式典を憲政記念館で開催することを安倍政権は閣議決定しました。
しかし、ご存知のように沖縄、奄美群島(鹿児島県)、小笠原諸島(東京都)は条約発効において、日本から切り離され米国統治下に置かれ、奄美群島は1953年、小笠原諸島は1968年、沖縄は1972年に施政権返還され、沖縄県が発足しました。
(主権回復から20年後)沖縄ではこの4月28日を「屈辱の日」と呼んでいます。
「沖縄県民がなんで4月28日を主権回復の日として受け入れなければならないのか」という反発も多く、安倍政権は4月28日に毎年、この式典を開催するかどうかについては今後の検討課題としています。
さて、4月28日が我が国の年中行事、記念日として定着するのでしょうか。


サンフランシスコ講和条約発効記念日
(さんふらんしすここうわじょうやくはっこうきねんび)

2023年 4月28日(金)

1951年サンフランシスコで、旧ソ連、チェコ、ポーランドを除く49の連合国と日本の間に「対日平和条約」が調印され、翌1952年のこの日に発行し、日本の主権が回復された日となりました。
同時に日米安全保障条約が結ばれ、アメリカの軍隊はそのまま駐留軍として日本に留まることとなりました。
ちなみに、2013年第2次安倍内閣によって、4月28日を「主権回復の日」と定めました。

沖縄返還協定調印の日沖縄慰霊の日
サンフランシスコ平和条約調印記念日の解説もご覧下さい。