春日大社は藤原氏の氏社(うじやしろ:氏神をまつる神社)として創建されたという。
大社祭は藤原氏の栄華を反映して盛大に行われ、朝廷からは勅使が遣わされて、京都の葵祭、石清水祭とともに三勅祭(さんちょくさい)といわれました。
祭りでは古式を伝える数々の雅な神事が行われますが、一般の参拝者は参道からの拝観となります。
なお、かつては2月はじめの申(さる)の日に行われたため「申祭:さるまつり」とも言われています。
東大寺二月堂:お水取り・春日大社:春日若宮おんまつり
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京都、嵯峨の法輪寺に古くから伝わる有名な行事。
旧暦3月13日(新暦の4月13日)前後に、13歳になる少年少女が盛装し、福徳・知恵などを授かるため参詣します。
法輪寺の本尊、虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)は知恵授けの仏様として古くから知られています。
現在では3月13日から5月13日にかけてお参りが行われています。
この十三参りは、いまではほとんど見られなくなってきましたが、子どもに計り知れない知恵と福徳を授けてもらう目的で江戸時代は盛んに行われていました。なくなって欲しくない行事です。