日本のキリスト教徒最初の殉教を記念するもの。
豊臣秀吉に捕えられ慶長元年(1596年)2月5日、長崎立山で、十字架にかけられ殉教した殉教者は、ペトロ・バプチスタ神父ら外人6名、三木パウロ、茨城ルドピコ神父ら日本人20名。
この26名は後に教皇ピウス9世によって聖人に列せられました。
2月5日、長崎の浦上天主堂ではミサの後、松明行列が行われます。
長崎市には殉教碑と殉教記念館、記念聖堂が建てられ、県の史跡となっています。
2月の最初の午の日を初午といい、二番目の午の日を二の午、三番目の午の日を三の午といいます。
稲荷を祭る行司のことです。
この日は、全国各地の稲荷神社で祭礼が行われます。(初午祭り)
特に京都伏見の稲荷大社では、稲荷信仰の中心で名高く、この日、初午詣の人々で大いににぎわいます。(二の午、三の午と続ける地方もあります)
もともと稲荷は稲生(いなり)の意味であるとされ、農業神であった。
祭神は宇迦之御魂(うがのみたま)の神で、五穀をつかさどる農業神で、それが後世、商工業、漁業の神にもなっていった。
現在、初午の日には、「正一位稲荷大明神」と書いた赤い幟を立て、赤飯や油揚げを供えるのはキツネが稲荷神の使いであると信じられているからです。
また、初午は、江戸時代では、子どもが寺子屋へ入門する日でもありました。
2023年度 午の日(新暦)
初午:2月5日(日)
二の午:2月17日(金)
三の午:3月1日(水)
2023年度 午の日(旧暦)
旧初午:2月24日(金)
旧二の午:3月8日(水)
旧三の午:4月20日(木)
元旦に始まる朔日正月を大正月というのに対して、1月15日の望日正月を小正月と呼びます。
この日は、木の枝にもちや団子を刺して豊作を祈願したり、養蚕の盛んな地方では、餅で繭玉を作って吊ります。
また小豆粥を炊き作物の豊凶を占う「粥占(かゆうら)」を行うところもあります。
作物の予祝につながる沢山の行事がこの日に行われます。
新暦の小正月は1月15日(日)です。