旧暦における各月の日本風の名称のこと。
旧暦1年12ヶ月のそれぞれの名称は実にさまざまです。
これは日本独特の豊かな自然、そして季節感から生まれたものでしょう。
これらの語源には、さまざまの説があり、未だにはっきりしないことが多いのです。
和風月名が万葉時代から使われていたことは確かで、「万葉集」にも「武都紀(むつき)」もしくは、「牟都奇(むつき)」という今の一月を指す言葉が入った歌が詠まれています。
※旧暦1月は季節的には、新暦では1ヶ月ずれて2月となりますが、この和風月名はずれずに、現在でも睦月は1月、如月は2月となっており、季節感で1ヶ月ていどの差異があるので注意が必要です。
睦月 (むつき) |
1月 | 文月 (ふみづき) |
7月 |
如月 (きさらぎ) |
2月 | 葉月 (はづき) |
8月 |
弥生 (やよい) |
3月 | 長月 (ながづき) |
9月 |
卯月 (うづき) |
4月 | 神無月 (かんなづき) |
10月 |
皐月 (さつき) |
5月 | 霜月 (しもづき) |
11月 |
水無月 (みなづき) |
6月 | 師走 (しわす) |
12月 |